移民の経済学 the economics of immigration ベンジャミン・パウエル

 

移民は比較優位により世界の富を増大させる

高技能労働者に対し低技能移民は補完的労働であり完全代替ではない

低技能労働者の相対賃金が低下したとしても資本が流入し、所得の低下は限定的で一時的

本国での構成水準の低下や失業率の増加は確認されていない 送金

本国の政治体制を個人で変えることは困難

同化政策が重要 法律の順守等社会的便益

 

財政:収入 税収増 所得税

人口増による固定資産税増加

                起業家精神が旺盛

   支出 教育への費用負担

                失業すれば本国に戻る者が多い

                病院に行く者の比率は少ない

                高齢になれば本国に戻る者も多い

 

先進国の賃金が高い理由

・労働者が高い技能を持っている

・経済が労働者の技術をうまく使いこなせている

 

市場アプローチによる移民政策 思いやり、相互扶助、成長志向

 需要主導 雇用主が申請

 供給主導 能力ベースのポイント制

 

不法移民

1法と秩序全体の維持に影響

2公共性政策をコントロールしようとする努力を損なう

3正規の移民に対して不公正、不公平

不法移民を罰金により合法化

 

アルゼンチン、ノルウェのスヴァールバル諸島では採用通知があれば移住可能

 

ラント・プリチット

移民政策に対する堅牢な考え方

①国籍は差別の根拠になる

②道徳的義務感は対象との距離で異なる

③経済発展は個人の幸福ではなく国民国家成長の観点で議論される

④生活水準の向上に労働移動は必要ない

⑤低技能労働者は受入国の賃金を引き下げ仕事を奪う

⑥税収への寄与以上に社会サービスを受給する

⑦犯罪とテロのリスクを増大させる

⑧文化的衝突が起きる

 

国際労働移動を拡大させる不可抗力

①国際間で低技能労働者の賃金格差が拡大

②豊かな国で人口減少、貧しい国で人口増加

③労働以外すべてがグローバル化 労働のグローバル化が最も利益を生む

④非貿易財・サービス分野の雇用が成長

⑤ゴースト・カントリー 労働者の国外脱出が加速