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未来をつくる資本主義 スチュアート・L・ハート CAPITALISM AT THE CROSSROADS Next gengeration business strategies for a post-crisis world 2012

63経済書

地球の環境や世界の貧困を救うには、より安いコストを求めて底辺への競争を続ける市場(多国籍企業)に任せるのでもなく、政府の援助に任せるのでもなく、創造的破壊をもたらすビジネスにより地元で起業することで下向きの大躍進(グレートリープ・ダウンワード)を図ることで解決できる。

 

伝統経済では、アクセスが悪いことにより高いコスト(時間や価格)を払っている人が多い。一方で、既存の設備がないため創造的破壊を起こせるビジネスをテストしやすい。電気がそもそも無いので、太陽光発電、LEDが導入しやすい。ガソリンスタンドが無いのでバイオ燃料等を導入しやすい、など。この点、かつて日本でまだ携帯電話が普及していない頃アフリカに旅行したとき、すでに携帯電話を皆が使っている人が多かったのは驚きでした。

 

企業の環境への態度は、見て見ぬふり、ばい煙はお金のにおい、という時代から、環境対応はしたいけどコストもかかる、次いで、忍耐強い株主が増えたことで環境のためには抑制するのはやむを得ない、という時代を経て、環境に良いことが利益につながる、という時代の変遷。