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地政学で読む世界覇権 accidental superpower ピーター・ゼイハン

63経済書
地政学上重要な点の変遷
1 地理条件 交通の要衝 商業活動の便がよく、侵入困難  
   河川 エジプト フランス ポーランド ロシア 中国
   湾・内海 スウェーデンデンマークフェニキア・日本 オスマン
2 遠洋航海術 スペイン・ポルトガル 収奪
3 工業化 経済的生産性 イギリス(貿易) ドイツ(投資)
  筋肉・風力・水力のある分だけ 自分で食べる分を自分でつくらなければいけない
    →防衛に人を割けない
  →蒸気機関・石炭 力の獲得
  →鉄道 自然の制約から解放
  →化学 肥料(食料)セメント(建築・インフラ)
 
アメリカ 偶然の超大国 自然条件が超大国となる条件を兼ね備えていた
 水路 ミシシッピ川・メキシコ湾 国内だけで低コストであらゆるものが運べる
 大地 温暖で9割が水路から240km以内でまとまったなだらかな土地
 南部 砂漠と高地でメキシコと接する
 北部 山と森でカナダと接する セントローレンス川はカナダには必要だが、活用できるのはアメリカの方
 
武器としての自由貿易
 →ヨーロッパが経済に専念 植民地を維持する必要がなくなった
 →もっともアメリカの貿易はGDP11%で自由貿易を必要としていない
  人口が増加するのはアメリカだけなので市場は国内で十分
  ソ連崩壊により世界の安保の必要性が減少
  シェール革命によりアメリカ国内でエネルギーが賄える
 →自由貿易体制を維持する必要がなくなった
  ↓
ドイツは膨張政策
トルコはバルカンに関心
 中央アジアに広く存在するトルコ系民族は対外的には団結する可能性
ロシアは拡大の余力がない
フランスは食料自給、アルジェリアの石油、原子力発電により孤立可能
中国 自らが輸入ルートの安保 アメリカ市場の代替
 一方で人口減・財政問題 内陸の暴動・沿岸都市の独立
カナダ もともと各州は隔絶されカナダよりもアメリカとの交易が盛んで各州が個々にアメリカに編入される可能性
メキシコ 航行可能河川がなく、大半が山岳のため都市は後背地が無く産業が成り立ちにくく、統治困難
 
原書は2014年出版。このような動きが実現しつつあります。