Θたけのこ たびの話とか

たびの話、科学の話、読んだ本の話 とか

青い鳥 L'OISEAU BLEU メーテルリンク

子供のころ読んだのは、小説風の話でした。改めて読んでみると・・・なんと、シェークスピアのような戯曲でした。幸せは実は近くにあるんだよ・・・みたいな話ともちょっと違う印象でした。

 

妖精にも衣装の設定がされています。

「チルチル」ペローの童話に出てくる「親指小僧」の服装。青い半ズボン、淡い感じの青いの短めの上着、白いくつ下、シカの皮の短ぐつまたは深ぐつ

「ミチル」「グレーテル」「赤ずきん」の服装

「光」月の色の着物に、きらきらした紗をつけて光の感じ。新ギリシャ式、ウォーター・クレーン風。ウエストをやや高く、腕はむき出し、頭は宝冠

「時」黒いマント、ふさふさした白い長いひげ、大きなかまと砂時計を持つ

「母の愛」しなやかでほとんど透き通るような、できるだけ白いヴェールをつけ、全体の清らかな明るい調和を破らないかぎり、たくさんの真珠や宝石を飾る

「パン」トルコの総督のような豪奢な服装。金の縫いとりのある真赤な絹かビロードのゆったりした上着、大きなターバン、三日月の短剣、太鼓腹、ほほのふくれた赤ら顔

 

クリスマスイヴ 木こりの子チルチルとミチルの部屋に妖女が訪れ、青い鳥を探しに行って、と言われる

妖女の見えなくなった目に光をさずけてくれる青い帽子を渡してくれる。ついているダイヤモンドを回すと目が開く。ものの中まで見えてくる。

さらに回すと過去のことが見える。また回すと未来のことが見える。

さて、かぶってダイヤモンドを回すと、年取った妖女ベリリウンヌが王女様に、柱時計から「時間」がとび出して踊りはじめる。いろいろな妖精が出てきて、ランプから「光」。

とうさんがやってきたので、急いでダイヤモンドを回したら、妖精が元の場所にもどれれなくなって、いっしょに旅に出ることになった。

 

思い出の国 お祈りすることは思い出すこと 青い鳥は黒くなってる

夜の御殿 自然のすべての秘密の番人 たくさんの青い鳥をつかまえたけど死んでる

 青い鳥 万物の秘密と幸福の秘密 人間をさばき、人間にわたしたちの力を感じさせようと謀叛

魔法の花園 「喜び」と「幸福」が集められていて、「運命」がその番人をしている 「不幸」たちは「幸福」の花園のすぐ隣に住んでいて、その境はもやかごくうすい幕のようなもので区切られているだけで、それが「正義」の高みや「永遠」の谷底から吹いてくる風に、始終吹きまくられている

 「幸福」たちはたいてい善良なんだけれど、中には一番大きな「不幸」よりもっと危険で不誠実なものもいる

墓地 真夜中、ダイヤモンドを回すと、墓の中から花の精があがり、見る間におとぎの国の花園に、そしてあけののの光りがさし、墓は輝き、花は開き、木の葉はそよぎ、ミツバチがぶんぶんうなり、小鳥は太陽と命の賛歌を歌い、それが空に満ちあふれる 死んだ人どこにもいないね

幸福の花園 ふとりかえった幸福 子供たちの幸福 あなたのおうちの幸福 健康である幸福 清い空気の幸福 星の光り出すのを見る幸福 無邪気な考えの幸福 露の中を素足で駆ける幸福  「母の愛」の喜び

 善良である喜びは、不幸のところへ行って慰めてやるのが好き

未来の王国 自分の生まれるのを待ってる みんな地上へ行ってからみんなの幸福のために役立つものを発明することになってる 「時」が扉をあける 青い鳥は・・・赤くなっていた

1年の旅のあと妖精と別れ目覚める

チルチルの持ってるキジバトを隣の娘が欲しがる 逃げちゃった またつかまえてあげる どなたかあの鳥を見つけた方は、どうぞぼくたちに返してください ぼくたち、幸福に暮らすために、いつかきっとあの鳥がいりようになるでしょうから

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