Θたけのこ たびの話とか

たびの話、科学の話、読んだ本の話 とか

だんごむし

だんごむしには不思議な習性があるらしい。交代性転向反応という、危険から逃げる時に障害物にぶつかったら右に曲がり、次に障害物にぶつかったら反対の左に曲がり、また障害物にぶつかったらまた反対の右に曲がり、と交互に曲がる方向を変えて逃げていく。しかし15cmほどで前曲がった方向の記憶がなくなるらしい。(「ダンゴムシに心はあるのか」森山徹)

この修正を利用して迷路をつくってダンゴムシに走らせると、まるでAIのように迷路を抜け出す。(市販のダンゴムシ用迷路には曲がる方向が強制的に一方だけになっていて迷路は抜けられるけど、この習性の確認はできないものもある。)当然、なかなかうまくはいかない。ダンゴムシは迷路の壁を登ってしまったり、戻ってきたりもするし、疲れてくると動かないし・・・

 

他に、箱に湿らした紙を入れると、ダンゴムシがみな湿らした紙の上に集まってきたり、日陰と日向にかかるように箱を置くと、日陰の方に集まったり、食べ物の集まり方とかいろいろと観察できます。

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