ぶんぶんごま発電
電気を作る方法に火力とか水力とか原子力とかあるけれども、実は銅線等のコイルに対して磁石を動かしているだけで、磁石をどう動かすか、が違うだけ。水力は磁石を直接動かし、火力や原子力は蒸気の力で動かし、蒸気を作る燃料が違うだけ。
それ以外には太陽光や振動に反応する半導体や、水素と酸素から水を作ることによる燃料電池といったものがある。
ぶんんぶんごま発電は、シンプルにその銅線の近くで磁石を回して発電する、というもので発電の仕組みがとてもよく分かる。
ぶんぶんごま、とは、手のひら程度の大きさの厚紙の中心部に2か所穴をあけて、その穴に紐を通して、厚紙を中央にして両手を肩幅程度に広げたときにピンとなるように紐を輪にしたもので、紐がねじれるように両手を近づけたり遠ざけたりすると、厚紙がぶんぶん音をたてて回りだす。うまく回すのに少しコツがいる。
この厚紙に磁石を貼り付けて、コイルのそばで回すと、コイルに電流が流ることになる。コイルに電球がつけてあれば電気がつくことで電気ができたことがわかります。
厚紙が回る勢いで磁石が厚紙からはがれて飛んでしまうので、とても怖い。
コイルの巻き方が難しい。直径1cmの円柱状に5cmくらい丁寧にぐるぐる巻いて、その上を巻きながら戻っていく。巻き数が増えるほど発電できるらしいけど、きちんと巻けないと干渉しあうのか弱くなってしまうらしい。巻く都度セロテープとかで抑えるのがコツらしい。