Θたけのこ たびの話とか

たびの話、科学の話、読んだ本の話 とか

・アゼルバイジャン~ナヒチェバン~トルコ~グルジア~アルメニア~ナゴルノカラバフ~グルジア

アエロフロートでバクーinトビリシout。

コーカサスを回るたび。

争っている場所はただ領土が欲しい、というだけでなく何かあるはず、と思う。

アゼルバイジャンアルメニアがそれぞれお互いに持っているナゴルノカラバフやナヒチェバンという飛び地を訪れてみたい。トルコとアルメニアクルドの土地を見てみたい。グルジアは分裂していると言われている。

 

成田12:40発。10時間でモスクワ(時差-5)。翌朝ターミナルⅡからターミナルⅠに移って8:25出発、2時間でアゼルバイジャンのバクー11:55(時差+1計-4)。まずグルジアのヴィザを取得。翌々日発給。取れてよかった。肉料理。カスピ海に浮かぶ船に泊まる!ということで、豪華客船のイメージを抱きつつ、compassという係留中の船の客室に泊まる。しかし電気はつかず、シャワーも無し。狭い部屋。しかも蚊が多い。

翌日、日の出6:25。海は石油掘削かなにかのコンビナート。町はこぎれい。旧市街散策。小一時間で列車でメシャディ・アジズベコフに行き、バスでスラハヌへ。拝火教寺院。

翌日14:10飛行機で約1時間半ナヒチェバンに。直線ではアルメニア上空を通るはずだけど、シルヴァン平野、セヴァン湖を眺めながら南に迂回してイラン上空を通って行ったようだ。イラン北部もアゼルバイジャンと呼ばれているようでそこをつなぐと飛び地もつながる。ナヒチェバンはこじんまりとしたオアシス都市のようでイランとトルコをつなぐ隊商ルートのようだ。ミスコンテストでもしていたのか学生の集団。tabriz。個室シャワー。

日の出6:55。ナヒチェバンからバスで1時間トルコとのボーダーのシヴァン。出国してよくわからないけどイランとのボーダーも近い。タクシーで入国ゲートに計4時間(時差-2)。国境でアララト山(イグリダギ5237m)を撮影したら、カメラを没収されそうになった。山を写しただけ、と説明しなんとか没収を免れた。アララト山ノアの方舟の漂着した地として、キリスト教の聖地で、このあたりの土地をアルメニアとトルコとクルドが争っている。1時間でウドゥル。1時間でドゥバヤジット。ちょっと栄えた綺麗な町。2時間半でワン。途中にはクルドのテントが点在。Kahraman。綺麗。共同ホットシャワー。

ワン湖。ワン城。人懐っこい子供たち。11:30発アグリ、ホラサン、エルズルム経由して17時間で翌朝4:30トラブゾン

5:05日の出。午後小一時間のボデスパへ。18時発4時間半でエルズルム。道を歩いているとところどころで声をかけられその都度ちょっと座ってお茶をもらって雑談。

そのままBTで翌朝7:30発3時間でカルス。1時間ちょっと川をボートでアニへ。アルメニア遺跡がある。遺跡の先は渓谷になっていてその向こう側はアルメニアアルメニア側から発砲もあるらしく立入禁止にはなっている。huzur。ホットシャワー。

 9時カルス発。5時間半でホパ。45分でボーダーのサルプ。市内へのバスに乗る。やたらと高い金額を言う。ダンギ、ダンギ、とうるさい。ロシア語でお金。ようするにお金をっくれ、ということだけど、分からないふりをする。そうすると、マネ、マネ、と言う。英語に変えてみたつもりなのだろうけど、これも分からないふりをする。そうすると、引き返してボーダーに戻ってしまった。警察に何かを言っている。その後警察がパトカーに乗れ、といい、市内に連れて行ってくれた。しかしやはり途中で、ダンギ、ダンギ、と言い出す。同じく分からないふりをすると、マネ、マネ、という。お札を見せてくるので、スパシーバ、と言ってもらおうとすると、あきらめて降ろしてくれた。バトゥーミのどこだか分からない。近くにいる人に声をかけたら、言葉は通じないみたいだけど、うちに来い、と言われる。ついていくと、集合住宅。よくわからないままに部屋に案内される。1ベッドに5人ほど。その隣のベッド。食事をもらって食べていると奥から次々人が出入りしている。一体何人住んでいるのだろう。どうやら避難民のようだ。

8:10発トビリシに向かう。車内では木箱をひっくり返し、座って、ウォッカ。一機のみ。即席サンドイッチもふるまわれる。ヤポーニア、ルスキー!社内全員に回る。2週目。ウォッカが無くなった。助かった、と思ったら、バスを止めて、買いに行ってきた。もう何倍飲んだか分からない。と、寝ていた。道端で。。ここはどこだ??荷物は??キヨスクのおばちゃんが、これかい?ダーダー(そう、それだよ。)。ドンダエステ(ここはどこ)?トビリシ

深夜1:15発、アルメニアへ。6時間でボーダー。どこかでバスを乗り換えてイェレヴァン。夕方小一時間で聖地エチミジアンへ。アルメニアユダヤと同じく国を追われ世界中で商業を営んできたそうだけど、ソ連に与するしかなかったアルメニアはなんとなくイスラエルよりも知名度等少ない。SHIRAK。

6:55日の出。8時発マイクロバスで6時間ゴルノカラバフのステパナケルトへの。日本人が珍しいのか助手席に乗せてくれた。快適。コリドール通ってナゴルノカラバフ、何もないなあ。karabakh。

帰り。行きの運転手に誘われたが、急ぐので8時に出発。後ろの普通の席。ぎゅうぎゅう詰め。あ~あ。イェレヴァンで列車に5分ほど乗って。。21:40発翌朝バグラタシェン。ボーダー。歩いてサダフロ。2時間半でトビリシ路面電車でムタツミンダ。民家に泊めてもらう。20階建くらいのIVERIA HOTELはアブハシア難民が住み着いているようだ。

8時半から路面電車でディドゥベを経由してムツヘタ。そこから空港へ。市内からではないので無事空港に行けるのかどうか分からなかった。アエロプエルトといわれて降りてもどこだか分からない・・・15:20トビリシ発モスクワへ。

 翌朝9:25発レイチェルバグザール。列車でキエフスカヤ。1時間半のモスクワ川下り。クレムリン。19:40発9時間半で成田。

旧ソ連圏は建物や町のみためはしっかりしているのだけど、水とか電気とかが機能していない。でも人は陽気で人懐っこくて案外旅はしやすかった。

 17日間。

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