ポストキャピタリズム 資本主義以後の世界 POSTCAPITALISM a guide to our future ポール・メイソン

社会主義は技術が伴っていなかったから失敗したが情報技術により実現可能になった。

コンドラチェフは資本主義が生き残れるという説でレーニンから迫害されたが次の波はこの情報資本主義が牽引する。

 

プロジェクト・ゼロ

①機械や製品の製造コストはゼロ、労働時間も限りなくゼロに

②生活必需品や公共サービスも無料に

③民営化をやめ国有化へ 公共インフラを低コストで提供し、単なる賃金上昇よりも公平な財の再配分へ

ベーシック・インカムで劣悪な仕事は姿を消す 労働が遊びになる

⑤並行通貨や時間銀行、協同組合、自己管理型のオンライン空間などが出現

⑥経済活動に信用貸しや貨幣そのものが占める役割がずっと小さくなる

 

情報資本主義

①情報技術が労働の必要性を減らし、労働と自由時間との境目をあいまいにし、労働と賃金と利潤との関係を壊す

情報技術は安定した形の資本主義を新たに創造することはない

②情報財が価格を正確に設定する市場の能力を弱める 市場メカニズムを腐食 所有権を侵食

③協働生産が自然発生的に増加労働が最小限にまで縮小されると、社会全体に蓄積された知識を展開できる人間が生まれる

 

移行に向けた原則 ①人間の意思には限界がある 階層制より複雑性や脆弱性に配慮したネットワーク②生態学的持続可能性 エネルギーの価格を高くする③経済の移行だけではなく人間の移行でもなければならない 民主主義の新たな形④あらゆる方向から問題に取り組む⑤情報力を最大限にする IoT情報によって価値が損なわれる場合の企業の生き残り戦略①情報の独占体制を敷き知的所有権で守備を固める②カオスの瀬戸際にまで近づき、拡大する供給と下落する価格のギャップに耐えられるように試みる③顧客データなどの社会的につくられた情報を捉えて搾取する現在の資本主義における矛盾情報の独占、賃金関係の弱化、二酸化炭素を排出するビジネスモデル等により自身を守り、ピアプロダクションに対抗財が無料で社会的に潤沢に作られる可能性と、権力と情報の統制維持にもがく独占、銀行、政府のシステムとの間に存在 あらゆることがネットワークと階層制との戦いによって広まっている①新しい形の認知資本主義 企業と市場とネットワーク化された協働が組み合わされている②ネットワークが仕事と市場システムの合法性を損なわせる 市場システムが廃止される完全な情報経済では、効用のほとんどが情報を通じてもたらされていて、実物商品は比較的豊富にある →限界効用理論による価格メカニズムは崩壊 =均衡 希少性を想定製品のコストがゼロで所有権が弱いという性質を持つ情報基盤の経済は、資本主義経