限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭 THE ZERO MARGINAL COST SOCIETY the internet of things and the rese of the sharing economy ジェレミー・リフキン

IoTによって政府でも市場でもなく自主管理の可能な社会が可能となり、物欲から解放されて人類や環境に共感を感じ、幸福感も高まって行く。経済の歴史やIoTによって実現できる経済の仕組みも興味深い。

 

IoT 水平型ピア・プロダクション、ユニバーサル・アクセス、一体性を最適状態に高める →協働型コモンズの実現

①経済活動をより効率的に管理する新しいコミュニケーション・テクノロジーユニバーサルサービスの高速ブロードバンド

②経済活動により効率的に動力を提供する新しいエネルギー源再生可能エネルギー 倍増を繰り返すならば2040年に80% ×原発化石燃料、中央集権型スマートグリッド

③経済活動をより効率的に動かす新しい輸送手段 自動運転輸送         

→総効率と生産性の著しい向上や限界費用の削減

第一次、第二次産業革命では中央集権型で専有的な設計で垂直統合的規模の経済によって最適化

IoTは分散型で開かれた透明な形で稼働し、協働によって機能し、水平統合型ビジネスモデルで実現

市場における交換価値から協働型コモンズにおけるシェア可能価値へ

公共財も市場が統治すべき 政府と市場の支配の及ばないところに置く 自主管理 ネットワーク化されたコモンズ 協同組合 単独かつ匿名で決定を下す場合は過剰利用するが、互いに公然とコミュニケーションできる場合は過剰利用は抑制される 自腹を切ってでも規則違反をした者に制裁を科す

=IoTで実現

幸せ 最低限の生活を営めるだけの所得水準に達すると、幸せの度合いは横ばいになり、富の蓄積が心の重荷になり、浪費が常習化し、精神的見返りが短命になる 一方で、社会の幸福度は所得格差と直結している

共感ニューロン ミラーニューロン 他者の感情を自分のものとして経験 共感に触れる機会を持たずに成長すると、他者に共感を示せず、他者と関係を築くことができず、孤立無援となり、喪失感を埋めるためにモノに執①お金では幸せは買えない

②物質主義は人々を疎外し、恐れを抱く不信感に満ちた孤独な存在にしてしまう

③人間の動因は、物質的欲望ではなく、他者との親交の追求

ミレニアム世代 物質的志向が弱く、環境保全の意識が高い

共感の拡大 家族→国家→人類→生物圏

蒸気機関によって農奴制から解放され、私利を追求できるようになった

IoTによって市場経済から解放され、非物質的でシェアされた利益を追求できるようになった

所有からアクセスに10%の変動するだけでも企業の利益に打撃

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