大都市圏郊外の新しい政治・行政地理学

‘17日本評論社 新井智一

 

地方の政治過程。

自治体の合併はそれぞれ興味深い政治過程があったのだろう。企業であれば、倒産すれば済むが、自治体はいくら足による投票があるとしても、そう簡単には移動できないわけだし、企業経営よりも重視されるべきものだと思う。政策実現やリスク評価のためにはいろいろな事例を参考にするのは重要なので、こういった事例の集積は貴重だと思う。

 

西東京市田無市保谷市の合併。当初、大きな工場の多かった田無市は、合併に消極的だったが、工場が海外に移転していき税収が落ち込み、バブル崩壊により田無駅前再開発ビルの借金が負担となり、合併に舵をきった。

あきるの市。秋留台開発のために都主導で合併したが、都が手を引いてしまった。

 

小金井市のごみ焼却場立地場所の選定過程。望まない施設の立地を拒むために、共感を得られる争点を持ってこられるかどうか。

横田基地周辺自治体は、国から個別に補助金等で懐柔され、連携の動きにはならなかった。国による分割統治。