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Black Sheep 悪癖の科学 その隠れた効用をめぐる実験 リチャード・スティーヴンス

リチャード・スティーヴンス イグ・ノーベル賞

いろいろな実験で不道徳的なことの効用を探る。

 

相手かまわず

 性的興奮も脳の報酬回路を活性化させる 痛みの感受性低下

 男性は視覚優位、女性は触覚優位 オーガズムの瞬間は共に衝動抑制が不活性化

 オーガズムは快感の絶頂なのに苦悩にゆがむ顔になる

 セックスは体力を奪い取る ストレスが解消される

 クーリッジ効果 無反応になっても相手が変わると男女ともよみがえる

 性的刺激が意思決定に影響 目先の利益を優先するようになる リスク選好

 赤い色は男性の闘争心をあおる

 

酒は飲め飲め

 アルコール依存症からアルコール使用障害に名称が変わった

 生活環境が薬物摂取に関係 生き方や状況がそうさせる

 酒は心臓病やうつ病のリスクを下げる

 飲酒の影響で注意力、集中力が低下するが、想像力は高まる

 適度の飲酒で男性も女性のように相手の感情に伝染しやすくなる

 度を超すと尊大になり、自信過剰になる

 迎え酒は二日酔いに効く 二日酔いはアルコールへの欲求を失わせる

 

チョー気持ちいい 侮蔑語卑猥語

  一日に話す言葉の0.3~0.7%が侮蔑語卑猥語

  1.5万くらいので60~90語

 悪態の種類 社会的悪態 不快表現の悪態、侮蔑的悪態、様式的悪態

 知能指数が低いほどよく口にするが、社会階層の頂点ではねあがる

  最大の効果をねらう?

 侮蔑的表現で論点を強調すると、議論の説得力が押し上げられる

  ただし聞き手がすでに内容に共感しているときだけ

 悪態をつくことで痛みへの耐性が高まるが、濫用すると効果が薄まる ラロケジアlalpchezia

 

アクセルを踏みこめ!

 ハンドルの持ち方で運転の対応がわかる 片手運転

 スピードを上げるのは楽しさと挑戦 退屈しているとスピードをあげる

 運転技術があるから安全運転になるわけではない

 

恋をしましょう

 生理的な変化が先にあって、それに心理的な情動のラベルがくっつく

 魅力的な顔は平均性と見慣れた顔(単純接触効果)

 恋は精神だけでなく身体の健康さえも危うくする

 妻が夫に慈愛を注いだ場合、妻は健康になり幸福度が上昇し、夫は不健康になる

 夫が妻に慈愛を注いでも両者の健康状態は変わらない

 恋愛の初期は神経成長因子が増える

 恋に落ちて結婚した夫婦のほうが長年の関係に満足している

 

もっとストレスを!

 スカイダイビングは可能を自己調整できる場面

 ストレスを受けると精神機能が低下して情報処理がとどこおる

 ストレスが記憶をつくる過程を強化して忘却を寄せつけない

  ただしストレスがなくなってから

  記憶を想起するプロセスではなく記憶痕跡を定着させるほうに作用

 時間の流れが遅くなったが感じるだけで処理速度は変わらない

 エンドルフィンが多幸感 ユーストレス

 笑顔でディストレスが減ってユーストレスが増える

 ユーストレスが感情の自己抑制・記憶力の向上

 

サボりのススメ

 秩序は前例を優先させる保守的傾向、無秩序は新しいことに重きを置く独創的傾向

 チューイングガムがストレス解消効果

 いたずら書きをしている人のほうが記憶力がよい 退屈な作業のなかで集中力を保つ

 退屈するとそこに意義を見いだそうとする

  可能性が広がる ほかのことをしろという合図

 退屈すると不快になるとわかっていることをあえて選んだりする

 

ダイ・ハード 臨死体験

 臨死体験では血中酸素濃度がむしろ高いので鮮明に記憶に残る

  喜びと平穏に満ちた体験

 臨死体験者は死をあまり恐れなくなり死後の世界を信じるようになる

 死は意外にも喜ばしい体験

 感情は時間の流れを先回りできない

  未来の出来事に対する感情を予測するのが難しい