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ライ麦畑でつかまえて JDサリンジャー

ホールデン・コールフィールドは成績不良で落第し退学する。

スペンサー先生に、将来のことを考えないと、分別というものを身に着けないと、と諭される。

ブロードウェーで「ライ麦畑でつかまえて」という歌が歌われているのを聴く。

妹に何になりたいの、と聞かれ、「ライ麦畑でつかまえて」になりたい、と答える。妹に、本当はロバート・バーンズの詩「ライ麦畑で会うならば」だよ、といわれるが、ライ麦畑で走りまわっていている子供たちが縁から転がりそうになったらつかまえる、そういったものになりたい、と答える。

アントリーニ先生に会い、「君がいま、堕落の淵に向かって進んでいる」「堕ちていく人間には、さわってわかるような、あるいはぶつかって音が聞こえるような、底というものがない。」「世の中には、人生のある時期に、自分の置かれている環境がとうてい与えることのできないものを、捜しもとめようとした人々がいるが、今の君もそれなんだな。」「未成熟な人間の特徴は、理想のために高貴な死を選ぼうとする」「成熟した人間の特徴は、理想のために卑小な生を選ぼうとする」「いまに君も自分の行きたい道を見つけ出さずにはいないと思う」「そのときには、そこへ向かって出発しなければいけない。しかも、すぐにだ。」「学校教育には、他にもまだ、君の役に立つことがある。」「君は、自分の本当の寸法を知り、それに合わせて自分の頭たい」と諭される。

サリーとデートして、学校なんてつまらない、くだらない話しかしない連中ばかりだし、この街を出て一緒に暮らそう、と言うと、そんなことはおとぎ話、学校を出てからでも時間はたくさんある、と言われる。「大学やなんかへ行ったりした後では、すばらしいところげなんかいけやしない」と言い、言い合って、怒らせてしまう。

ひとりで家を出て西に向かうことにし、最後に妹フィービーと会う。妹が、ついていく、というので、行くのはやめた、という。回転木馬に乗りたい、といい乗せる。妹が木馬から落ちやしないかと心配だったけど、「子供ってものは、かりに金色の輪なら輪を掴もうとしたときには、それをやらせておくより仕方なくて、なんにも言っちゃいけないんだ。落ちるときにいは落ちるけど、なんか言っちゃいけないんだよ」家に戻り、学校にも戻ることにした。