ヴォルテール

CANDIDE ou l'optimismeカンディード あるいは最善説

 あらゆる物事は最善である

 ヴエストファーレンの豪族トゥンダー・テン・トゥロンタ男爵の令嬢キュネゴンドに恋したカンディードは追放された後、ブルガリアに襲撃されて捕虜になり、船で逃げると嵐にあい、到着したリスボンで大地震にあり、キュネゴンドと再会。南米に逃れるがまた別れ、カイエンヌでエル・ド・ラドに漂着。地元の人が興味のない黄金を手にするが、詐取される。スリナムからヴェネチアに戻り、コンスタンティノープルで再会。残った財宝で共に暮らす。

そんなわけで家庭教師パングロスによれば、一連の困難がなければ幸せな生活が得られなかった、すべてが必要不可欠、という。スリナムで会った貧乏学者マルティンは人間と人間が互いにどういうことになるか、と厭世的にマニ教を信じる。一方、コンスタンチノープルで会った農民は、退屈や身持ちの悪さ、貧困から遠ざけてくれるから、労働できて満足という。

 日常聞かないカイエンヌの地名が出てきて親しみがわきました。

 

寛容論traite sur la tolerance

 新教徒が冤罪で、その子が世論により無罪となった。

 歴史(キリスト教)的にも聖書(ユダヤ教)的にも不寛容なことはない。