・フランス&モナコ
国際的なカンヌでの不動産見本市MIPIMに参加。
パリIN-OUT。パリからTGV等でカンヌに向かい、帰りはニースから飛行機。
MIPIM会場は黒一色。皆黒いスーツ着用。カンヌといえば映画祭だけど、動員、動く金額などこのMIPIMが圧倒的に最大級の見本市だそうだ。
MIPIMは当時リーマンショックの直後。シンガポールとモスクワがそれぞれパヴィリオンを独占して展示。バルト三国や東欧の各首都も、オリンピックを控えるロンドンも大々的に展示。商談が進むと近隣のホテルや係留しているクルーザーに移行。商談に加わらなくてもあちらこちらのホテルやクルーザーでパーティのお誘い。
モナコでF1コースをハイヤーで回る。ドライバーも慣れたもの。
パリを深夜まで散策。
セーヌ川をうろうろ。シテ島の感じとか、大阪に似ているような気もするけど、何か違う。日本の川は海に近すぎるのだろか。
シャンゼリゼ通りを凱旋門まで往復。いわゆるマッカーサー通りをシャンゼリゼ通りみたいにしよう、ということだが、何かが違う。日本で店先や道路や公園で座っているのは何か無理しているように感じる。
TGVでパリから地中海に抜ける。日本だと太平洋から日本海に抜けるには途中に山を越えるので、状況がなんとなくわかるけど、ちょっとした丘が遠くに望めるだけでいつ中間点だろう、と思っているうちに地中海についてしまった。ローマの時代から地中海文化はフランスを通って北にあふれ出していたんだなあ、と思う。
途中では原発が望める。日本ではわざわざ見に行かないと見えない場所にあるけど、電車から望める場所にある。日本とは違い空冷式なので上に向けて細く内側に反った円柱状。原発と暮らす覚悟、みたいなものを感じる。