・中国(上海~西安~北京)
上海in北京out。
中国をどう回るか悩んで、まずはメジャーなところを回ることにした。とにかく並ぶ、時間がかかる、ということで、うまく回れるかどうか不安。
今はどうだかわからないけど、列車をはじめ交通機関は非常に混雑し、町は汚物であふれていた。店や駅では「メイヨー」つまり「無いよ」といわれてばかり。中国語でまくしたてられる。もっともこちらが中国語を解せずたびをしているのだから仕方がない。日本人だとわかるとぼってくる。いちいち値段の交渉をするのも面倒。お札もとても汚く、手に取るのをはばかられる。その中で食べ物が売られていた。ただ外国人が泊まれるホテルが限定されていた、ということもあるけど、宿は意外にこぎれい。
上海。静安賓館。ビル建築に竹をロープで編んで十字に組み合わせ、足場にしている。道端には犬ではなく人間の汚物がこちらに。赤ん坊の服はまるでシャツを下からはいたみたいにまたが空いていて、いつでも用が足せるようになっている。外灘はタワーがそびえたつ。豫園。大邸山。
蘇州へは汽車で1時間弱。庭園と運河の街。滄浪亭。拙政園。留園。中山大厦。
8時間半かけて黄山へ。黄山は中国三山の一つ。岩と松と霧。頂上まで石で階段が作られている。中国の豪快さを感じるところ。岩にはさまれた狭い小道を通り抜けたり、切り立った峰を歩いたり。途中でカップルに会う。裁判官志望のちょっとおっちょこちょいの男性と、しっかりものの女性。男性がすぐに休憩をしたがるのでなかなか前に進めない。宿にとまる。一緒の間食事も宿泊もおごってくれた。黄山濱館。中国人料金になるよう交渉してくれたのだけど、だめだったらしい。お金を渡そうとしても受け取ってくれない。山頂では中国人しか泊まれない気象台招待所に泊まった。ちょっと汚かったので別のところに泊まりたかったのだけど・・・食事に出てきた箸が汚かったので持参していた箸を取り出すと、彼は中国の汚いところをみせてしまった、と言う感じで店に怒っていた。彼らと会って中国人のイメージがとても変わった。下山も歩く予定だったのだけど、彼がロープウェイを主張して、ロープウェイで下山した。下山して別れ。。。江南大酒店。
8時間汽車で南京へ。 夜3時から15時間かけて洛陽まで夜行列車。路地裏では麻雀に興じる人たち。この街はこぎれい。洛陽大厦2泊し龍門石窟へ。
西安までは無座の切符しかない。7時間半ならなんとかなるか、と思ったのだけど、とにかく満員。満員すぎるからなのか、子供はその場で用を足すのでくさいし、床を液体が流れてくる。その満員の中を人がうろうろしている。物売りもうろうろしていて食べ物が行きかう。鍋が露出しているので、いろんなものが中に入っている。汚いお札とかも。おもちゃもなぜかよく売れて、笛とかを買うとしばらくぴーひゃらぴーひゃらやっていて、ただでさえいらいらしている状況で・・・もっともいらいらしているのは自分だけで、中国人は気にしていないみたい。西安濱館。
西安では兵馬俑。保存のためなのか巨大に部屋が作られている。夜行列車で17時間で北京へ。越秀大飯店。
4時間半汽車で秦皇島へ。ここで万里の長城の東端、老竜頭へ。いつの日か西端に立つことを夢見て。澄海楼。山海関。
夜行列車で17時間で大同。雲崗石窟。渾源。懸空寺。崖にへばりつくように寺がある。ここでは釈迦も孔子も老子も祀られている。大同濱館。
7時間半夜行列車で北京。天安門広場をへて故宮。擁和宮。孔子廟。白雲観。ここでちょっと驚きの事実を知りました。。。燕朔飯店。
中国では街のいたるところで皆写真を撮っている。女性が女優顔負けのポーズをとって、男性がポーズに注文をつけて撮影している。見ているこちらがとても気恥ずかしいけど、ある意味うらやましい。。
4回夜行列車の18日間の旅。