62海外小説

プークが丘の妖精パック PUCK OF POOK’S HILL キプリング

べペンシー平野に住むダンとユーナの兄妹がシェークスピア、夏の夜の夢を演じていると妖精パックを呼び出してしまい、イギリスの歴史上のいろいろな人物に会わせてもらう。イギリスの建国の過程、マグナカルタ成立が語られる。イギリス人の精神の底流みたい…

ジュール・ヴェルヌ 八十日間世界一周 ほか

八十日間世界一周をたまたま読んで、一通り読みたくなった。 小説ごとに主人公の出身国が違うのが、主人公のキャラクターに反映されているのだろうか。 厳密な理論や数値はわからないけれど、理論と数値に基づき気球や潜水艦やロケットや様々な道具をつくり…

アーネスト・ヘミングウェイ

「the sun also rises日はまた昇る」 邦題からは颯爽とした復活の話かと思いきや、againではなくalsoなんだよね。読んでいると繰り返される日常、という意味のような気もするが、そこからもがいて抜け出す兆しも見えてくる。会話に出てくるa lost generation…

チャールズ・ディケンズ

ロンドンを舞台とした小説。貧困に絡む。一連の話に事後談が入る。 「デイヴィッド・コパフィールド」 ディケンズの自伝風小説。 実際は両親とも健全だったそうだけど、小説では誕生前に父を失っている設定。 乳ペゴティの甥のハムや娘のように育てられてい…

ライ麦畑でつかまえて JDサリンジャー

ホールデン・コールフィールドは成績不良で落第し退学する。 スペンサー先生に、将来のことを考えないと、分別というものを身に着けないと、と諭される。 ブロードウェーで「ライ麦畑でつかまえて」という歌が歌われているのを聴く。 妹に何になりたいの、と…

フローベール

「感情教育」L’education Sentimentale 大上段に構えた題のため、読むのに少し抵抗。 フレデリック・モローがバルザックのラスティニャックのように成り上がるために法律を学びにパリに。いったんノジャンに帰郷する際にジャック・ア…

水滸伝

中国、堕落した宋王朝に対して、「替天行道」の旗をたてた梁山泊という梁山湖の中の島を拠点にして宋と戦いながら、なんらかのきっかけでこの書を読んだりして「替天行道」に共感し、人が集まっていく。 19巻もあり、あらすじだけで十分、と思い、読む機会…

ヴォルテール

CANDIDE ou l'optimismeカンディード あるいは最善説 あらゆる物事は最善である ヴエストファーレンの豪族トゥンダー・テン・トゥロンタ男爵の令嬢キュネゴンドに恋したカンディードは追放された後、ブルガリアに襲撃されて捕虜になり、船で逃げると…

アンドレ・ジイド

「贋金つくり」まだこれで終わったわけではない・・・で終わることだけが決まっている「贋金つくり」と言う小説を実際に贋金をつかう集団をモチーフに書こうとしている。小説も貨幣も虚を実のようにみせかけるもの。 オリヴィエの友人ベルナールは家出して若…

三国志

あまりにも有名で子供向きのイメージがあり電車で読みずらく感じていて、内容も知っていると思っていて、しかも15巻もあるので読む機会がなかったのですが、2週間でなんとか読みました。読んだ直後、妖怪ウォッチで三国志をイメージしたキャラクターが登…

ゴリオ爺さん le pere GORIOT(バルザック)

トマ・ピケティの「21世紀の資本」に登場する本。地道に働くか資産家と結婚するか。 ヌーヴサント・ジュヌヴィエーヴ街(トゥルヌフォール街)のヴォケール館(45フラン/月)に住む製麺業者ジャン・ジョアニャン・ゴリオは娘二人に貢いで文無しになり、…

トルストイ

戦争と平和 Война и мир(1864-69)ナポレオン先生。破産寸前のニコライ・ロフートワの妹ナターシャ アンナ・カレーニナ Анна Каренина(1873-77)ヴロンスキーに恋するアンナは夫カレーニンの黙認に苦しみ鉄道自殺。ヴロンスキーは露土戦争へ。ヴロンスキー…

ドストエフスキー

いわゆる食わず嫌いだったのだけど、「カラマーゾフの兄弟」のドラマを見て、「罪と罰」を読んでみることにした。「罪と罰」という題が手に取りにくい雰囲気を醸し出しているのだけど、読んだところ面白くて、いわゆる5大作品をはじめ他の作品を1か月ほど…

チボー家の人々

題しか知らなかったのだけど、この分量(約350ページ×5巻)を読めそうな時間ができた。チボー家の大河ドラマか、と思っていた。チボー兄弟の話。真面目な兄アントワーヌとやんちゃな弟ジャック。ブルジョアの家で疑問を抱かずに医者になったアントワーヌ…

虚栄の市(サッカレー)

同級生の貧しい家に生まれ育った女性と裕福な家に生まれ育った女性の人生。貧しい家に生まれ育った方が社交界で羽を広げるが最後はみすぼらしく余生を過ごす。裕福な家に生まれ育った方は家が没落し、結婚相手にも死なれ(ナポレオン戦争で)、子を夫方の家…

ロビンソン・クルーソー

あまりにも有名な小説で、子供向けのイメージがあったのですが、面白かった。 難破して島に漂流したロビンソン・クルーソーは、助かったのが一人という状況に絶望していましたが、悪いことと良いことを書き出しました。無人島に一人しかいない、しかし、私だ…

神曲 La Divina Commedia ダンテ

地獄篇 Inferno 地獄の門 - 「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」の銘が記されている。 地獄前域 - 無為に生きて善も悪もなさなかった亡者は、地獄にも天国にも入ることを許されず、ここで蜂や虻に刺される。 アケローン川 - 冥府の渡し守カロンが亡者…